タスクのスケジューリング
特定の時間にサーバでスクリプトを実行する必要がある場合、システムで自動的にスクリプトが実行されるタスクスケジューラ機能をサーバで実行します。
Pleskのインストール時に、以下のタスクが自動的に作成されます。
- autoreport.php ? クライアントとドメインに関するレポートを日次、週次、月次で配信(3つの個別のタスク)
- backupmng ? スケジュールされたドメインのバックアップを30分ごとに起動
- statistics ? トラフィック、ディスク利用率などのドメインに適用された制限に関する統計を生成。ユーティリティによりドメインで特定の制限の超過が検出されると、このドメインは無効になります。
- mysqldump.sh - psadump、MySQL、Hordeの3つのMySQLデータベースのバックアップコピーを作成
これら全てのタスクはドメイン統計、データベース、レポートに関連するため、変更または削除を行わないことを強くお勧めします。
重要:ユーザがコントロールパネルを使って、"root"ユーザに代わってタスクをスケジューリングしないように、サーバのファイルシステムの /plesk_installation_directory/var/
に、
root.crontab.lock
の名前で空のファイルを作成します。
タスクをスケジューリングするには、以下の操作を実行して下さい。
- ナビゲーションペインの[サーバ]ショートカットをクリックします。
- [サービス]グループの
[クローンタブ]アイコンをクリックします。
[新規タスクの追加]をクリックします。- コマンドを実行する時間を指定します。
- 分 - 0〜59の値を入力
- 時 - 0〜23の値を入力
- 日 - 1〜31の値を入力
- 月 - 1〜12の値を入力するか、ドロップダウンボックスから月を選択
- 曜日 - 0〜6(日曜日が0)の値を入力するか、ドロップダウンボックスから曜日を選択
UNIXクローンタブエントリ形式を使用して、時間をスケジュールできます。この形式では、次の作業を実行できます。
- 複数の値をコンマ区切りで入力します。ハイフンで区切った2つの数字は、包括的範囲を意味します。例えば、ある月の4日、5日、6日、20日にタスクを実行するには、「4-6,20」と入力します。
- アスタリスクを挿入すると、そのフィールドに入力できる全ての値を指定できます。例えば、タスクを毎日実行するには、[日]テキストボックスに「*」と入力します。
Nごとに実行するようにタスクをスケジュールするには、「*/N」の組み合わせを入力します。Nはそのフィールドの適切な値です(分、時、日、月)。例えば、[分]フィールドに「*/15」を入力すると、15分ごとに起動するようにタスクがスケジュールされます。
月および週は省略名、すなわちAug、Jul、Mon、Satなどの最初の3文字で入力できます。ただし、省略名はコンマで区切ったり、数字と一緒に指定することができません。
- 実行するコマンドを指定します。[コマンド]入力ボックスに入力します。
- [OK]をクリックします。
スケジューリングされたタスクの実行を一時的に保留にするには、以下の操作を実行して下さい。
- ナビゲーションペインの[サーバ]ショートカットをクリックします。
- [サービス]グループの
[クローンタブ]アイコンをクリックします。 - 保留にするタスクを選択し、コマンド名をクリックします。
[無効]アイコンをクリックします。
スケジューリングされたタスクの実行を再開するには、以下の操作を実行して下さい。
- ナビゲーションペインの[サーバ]ショートカットをクリックします。
- [サービス]グループの
[クローンタブ]アイコンをクリックします。 - 実行を再開するタスクを選択し、コマンド名をクリックします。
[有効]アイコンをクリックします。
タスクのスケジューリングを取り消すには、以下の操作を実行して下さい。
- ナビゲーションペインの[サーバ]ショートカットをクリックします。
- [サービス]グループの
[クローンタブ]アイコンをクリックします。 - スケジューリングを取り消すタスクの右側のチェックボックスを選択します。
- Click
Remove Selected. - 削除を確認して[OK]をクリックします。