ファイアウォールおよびネットワークアドレス変換を行うルータの背後で実行する Parallels Plesk Panel の設定

Parallels Plesk Panel を、ネットワークアドレス変換(NAT)を行うスタンドアロンのルータまたはファイアウォールの背後で実行すると、Parallels Plesk Panel が提供するドメインホスト名の分解能について特定の問題に直面する場合があります。 Parallels Plesk Panel で新規の DNS ドメインを設定すると、そのゾーンファイルはドメイン名と貴社の Parallels Plesk Panel サーバのある IP アドレスと関連のあるリソースを含みます(例:192.168.1.1のようなインターネットネットワークアドレス)。 192.168.x.x という IP アドレスはプライベートサーバでの使用のため Internet Assigned Numbers Authority (IANA) により予約されているので、インターネットユーザはこのドメイン名にアクセスできません。 この問題の対策として、ドメイン名とドメインのゾーンファイル内のルータ/ファイアウォール/NAT マシンの IP アドレスを関連付ける必要があります([ドメイン]> ドメイン名 >[DNS 設定])。

新しく追加されたドメイン名と IP アドレスを自動的に関連付ける方法として、DNS ゾーンテンプレート([ホーム]>[DNS 設定])の使用をお勧め致します。

11.22.33.44 上で動作するファイアウォールにより保護されたプライベートネットワーク内の 192.168.1.1 上で動作する Parallels Plesk Panel サーバの設定方法は以下の通りです。

  1. [ホーム]>[DNS 設定]に進みます。
  2. A タイプのリソースレコードをすべて探し出します。 どれも編集できないので、削除して新規のレコードを作成します。 それぞれの A レコードの[名前]列の値をそのままにしておき、[値]列の <ip> テンプレートはファイアウォールホストの IP アドレスである11.22.33.44に置き換えます。
  3. ルーティングデバイスを設定して適切なアドレス変換ができるようにします。

このセクションの内容:

Parallels Plesk Panel のファイアウォールの設定 (Windows ホスティング)

受動 FTP モード用のポート範囲の設定 (Windows ホスティング)