- ホームページで[サーバ]グループタイトルメニューを開き、[SPAM フィルタ設定]を選択します。
- 定義した設定に基づいたサーバ全体のフィルタリングを許可するには、[サーバ全体の設定を利用する]チェックボックスを選択します。
- ユーザがそれぞれのメールボックスに対するスパムフィルタの優先度を自分で設定できるようにするには、[個人設定を許可] チェックボックスを選択します。
- スパムフィルタが使用するシステムリソースの量を調整するには(Linux ホスティングに限り使用可能)、1 から 5 までの値を[スパム作業プロセスの上限数 (1-5)]ボックスに入力します(1 が最小の負荷で、5 が最大になります)。 デフォルト値の使用が推奨されています。
- スパムフィルタの検出感度を調整するには、[スパムとみなすのに必要なメッセージのポイントのスコアの数]ボックスに希望の値を入力してください。
SpamAssassin は、各メッセージのコンテンツおよび件名行に対して複数の異なるテストを実行します。 その結果、各メッセージに複数のポイントが記録されます。 ポイントが高くなるほど、メッセージがスパムである可能性が高くなります。 例えば、件名行および本文にテキスト文字列「BUY VIAGRA AT LOW PRICE!!!」を含むメッセージの特定は 8.3 ポイントになります。 デフォルトでは、スコアが7ポイント以上のメッセージがすべてスパムと分類されるようにフィルタ感度が設定されます。
- ユーザが現在の設定で多くのスパムメッセージを受け取る場合、[スパムとしてみなすのに必要なスコアの数]ボックスの値を 6 などに下げてみてください。
- スパムフィルタでジャンクとみなされたためにユーザがメールを受信できない場合、[スパムとしてみなすのに必要なスコアの数]ボックスの値を高くし、フィルタ感度を下げてみてください。
- Windows サーバの負荷軽減のために、[指定されたメールサイズを超過した場合フィルタリングしません]チェックボックスを選択してスパムフィルタがテストするメッセージのサイズの最大値を指定することができます。 お勧めのメールサイズ制限は、画像が添付された HTML 形式のメールメッセージの一般的なサイズである 150 - 250 キロバイトです。 添付ファイルがあるメールメッセージの一般的な大きさである 500 キロバイトを超えると、メールサイズにおけるフィルタリングとサーバ負荷の兼ね合いが重要になってきます。
- Windows サーバのスパムフィルタがメールメッセージを何件かチェックしないままでいる(着信メールが大量にある場合に起こることがあります)ことのないように、同時にチェックできるメッセージの数を[SPAM フィルタが作成できるスレッド数]フィールドで制限します。
- スパムとみなされたメッセージをマークする方法を指定します。
サーバレベルではサーバ全体のスパムフィルタでスパムを自動的に削除するようには設定できません。 この設定は各メールボックスでのみ可能です。 サーバ全体では、メッセージをスパムとしてマークするオプションのみ選択できます。 「X-Spam-Flag: YES」および「X-Spam-Status: Yes」ヘッダがデフォルトではメッセージソースに付加され、またスパムフィルタにより件名行の先頭に特定のテキスト文字列が追加されます。 希望の記号や文字の組み合わせをメッセージの件名に含めるには、[スパムと認識された各メッセージの件名の最初に以下のテキストを追加]ボックスに入力してください。 スパムフィルタにメッセージの件名を変更させたくない場合は、このボックスを空白のままにしてください。 件名にメッセージのスコアを含めたい場合は、このボックスに _SCORE_ と入力してください。
- Parallels Plesk Panel for Windows を使用している場合は、信頼できる言語を指定して、常にフィルターを通過できるメールの言語特性を定義します。
- [信頼のおける言語]および[信頼する言語]のボックスから必要な項目を選択し[追加 >>]をクリックします。
- 指定した言語および定義済み文字セットの文字はスパムとみなされません。
- 特定のドメインや送信者からのメールを受信したくない場合は、[ブラックリスト]タブをクリックしてスパムフィルタのブラックリストにそれぞれの項目を追加します。
- ブラックリストに項目を追加するには、[アドレスを追加]をクリックします。 ファイルにエントリのリストがある場合は、それを[参照]で指定し[OK]をクリックします。 もしくは、[リストから]オプションを選択し[メールアドレス]ボックスにメールアドレスを入力します。 その際、アドレスごとに改行するか、もしくはコンマやコロンや空白スペースでアドレスを区切って下さい。 アスタリスク(*)は任意の組み合わせ文字を意味し、疑問符(?)は任意の一文字を意味します 例えば、以下のようになります。 address@spammers.net, user?@spammers.net, *@spammers.net)。 *@spammers.netを指定するとspammers.netというドメインからの全てのメールをブロックします。追加したエントリを保存するには、[OK]をクリックして追加を確認して、もう一度[OK]をクリックしてください。
- ブラックリストからエントリを削除するには、 [ブラックリスト]タブからエントリを選択して[削除]をクリックします。 削除を確認して[OK]をクリックします。
- 特定の送信者からのメールを確実に受信するには、[ホワイトリスト]タブをクリックしてスパムフィルタのホワイトリストにそのメールアドレスまたは完全なドメイン名をを追加します。
- ホワイトリストにエントリを追加するには、[アドレスの追加]をクリックします。 ファイルにエントリのリストがある場合は、それを[参照]で指定し[OK]をクリックします。 もしくは、[リストから]オプションを選択し[メールアドレス]ボックスにメールアドレスを入力します。 その際、アドレスごとに改行するか、もしくはコンマやコロンや空白スペースでアドレスを区切って下さい。 アスタリスク(*)は任意の組み合わせ文字を意味し、疑問符(?)は任意の一文字を意味します 例えば、以下のようになります。 address@mycompany.net, user?@mycompany.net、*@mycompany.net)。 *@mycompany.net を指定すると mycompany.net というドメインのメールアドレスがすべてホワイトリストに追加されます。 追加したエントリを保存するには、[OK]をクリックして追加を確認して、もう一度[OK]をクリックします。
- ホワイトリストからエントリを削除するには、 [ホワイトリスト]タブからエントリを選択して[削除]をクリックします。 削除を確認して[OK]をクリックします。
- スパムフィルタの設定が終了したら、[スイッチオン]をクリックして[OK]をクリックします。
これで受信するメールはすべてサーバ側でフィルタリングされます。 デフォルトではスパムフィルタはスパムメールを削除しません。「X-Spam-Flag: YES」および「X-Spam-Status: Yes」ヘッダをメッセージに追加して、スパムとみなされた各メッセージの件名の最初に「*****SPAM*****」という文字列を追加するだけです。
[個人設定を許可]オプションを有効にしている場合は、ユーザはスパムフィルタが自動的に迷惑メールを削除するように設定することができます。 サーバ設定を上書きしてメールボックスごとのスパムフィルタに学習させるように自分のブラックリストとホワイトリストをセットアップすることもできます。