他のホスティングプラットフォームからのユーザアカウント、ドメイン名、Web サイトの転送
データ(ユーザアカウント、設定、Web サイト、およびメール)を、Parallels Plesk Panel の前のバージョンで管理している他のホスティングサーバから、ご使用の Parallels Plesk Panel または他の Web ホスティングソフトウェアに転送できます。
データ転送がサポートされている Web ホスティングプラットフォームの完全なリストは、http://www.parallels.com/products/plesk/resources/ で『Migration Guide』 を参照してください。
Parallels Plesk Panel から使用可能になったマイグレーションマネージャ機能では、Windows ベースのサーバから Linux/Unix ベースのサーバへのデータ転送はサポートされていません。 ただし、http://www.parallels.com/jp/products/jp/plesk/resources/ から入手可能な 『Backup and Restore Utilities Administrator's Guide』 で説明しているコマンドラインのバックアップおよび復元ユーティリティを使用して、データをソースサーバにバックアップしてから宛先サーバに復元すれば、Windows ベースのサーバから Linux/Unix ベースのサーバへデータを転送することができます。
重要: Windows ベースのサーバからデータを転送する前に、Parallels Plesk Panel のマイグレーション
マネージャエージェントを Parallels のサイト http://www.parallels.com/jp/download/plesk/utilities/ からダウンロードして、http://www.parallels.com/jp/products/plesk/resources/ の 『Migration Guide』 の説明通りにソースサーバにインストールしてそこで実行する必要があります。 その後でなければ、以下の手順でデータを転送することができません。
他のホスティングサーバから、全てのユーザアカウント、ドメイン、いろいろなアプリケーションを持つ Web サイトを転送するには、以下を実行します。
- [ホーム]>[マイグレーションマネージャ]([ヘルプ & サポート]グループ内)に進みます。
- マイグレーションマネージャのコンポーネントにアップデートがないかどうか調べるには、[同期化]をクリックします。 これらのアップデートには、データを Parallels Plesk Panel 以外のホスティングプラットフォームからのデータ転送をサポートするマイグレーションエージェントのファイルが含まれる場合があります。
- [新しいマイグレーションを開始]をクリックします。
- [別のサーバからデータを転送します]オプションを選択したままで、次に挙げるオプションを指定します。
- ソースホストで起動している OS のタイプを選択します。 (このオプションは、Parallels Plesk Panel 9 for Windows ホスティングプラットフォームを使用している場合に有効です)。
- テンポラリファイルを保管するディレクトリへのパスを指定します。
- ソースサーバからユーザアカウントおよびドメイン関連のデータをすべて転送するか、または特定のアイテムだけかを指定します。
- データ圧縮オプションを選択します(転送したデータの量に対して支払っているのか、あるいは帯域幅を節約したいか)。 データ圧縮によって帯域幅は節約されますが、消費するディスク容量が増えます。
- [次へ >>]をクリックします。 マイグレーションマネージャは、指定されたサーバへ接続し、ソースホスティングプラットフォームのビジネスオブジェクトに関する情報を集めます。
- Parallels Plesk Panel 以外のホスティングプラットフォームからデータを転送する場合は、使用するマイグレーションエージェントのバージョンを選択してから[次へ >>]をクリックします。 Parallels Plesk Panel は適切なエージェントのバージョンを自動的に選択しますが、データ転送が失敗した場合は、別のバージョンのマイグレーションエージェントを選択してみることができます。
- 特定のアイテムだけを転送することにした場合は、この段階で、転送するユーザアカウントおよびドメイン(Web サイト)のチェックボックスを選択します。 また、転送するデータのタイプを指定します。
- すべての設定およびコンテンツ。
- メール以外のすべての設定およびコンテンツ。
- メールメッセージと一緒にメールアカウントのみ。
- [次へ >>]をクリックします。
- ソースサーバからデータを取得したら、使用する新しい IP アドレスを指定します。 IP アドレスが大量にある場合は、この段階で、現行の IP マッピングファイルをダウンロードして、それをテキストエディタでまたはカスタマイズした検索および置換のスクリプトで修正して、サーバにアップロードして戻します。
- [次へ >>]をクリックします。 データ転送処理がすぐに開始される筈です。ただし、構成またはリソース使用量が競合する可能性があるために選択したアイテムの一部を転送できなかった場合、競合解決ポリシーを指定するように指示されます。
- 指示された場合は、以下のタイプの競合を解決する方法を指定します。
- 変更した日がより新しいアイテムが宛先サーバに既に存在している場合に発生する、タイミングの競合。 以下のオプションをどれでも選択できます。
- ソースサーバの構成およびデータを使用します。 これによって、現在宛先サーバにある構成およびデータが、ソースサーバから取得した構成およびデータで上書きされます。
- 宛先サーバの構成と、ソースサーバのデータを使用します。
- タイミングが競合しているアイテムは転送しません。
- 転送するアイテムが、 宛先サーバで定義したリソース使用量制限を超えると、このタイプのアイテムについてリソース使用量の競合が発生します。 以下のオプションをどれでも選択できます。
- アイテムを転送して、リソースの利用超過を許可します。
- アイテムを転送しません。
- 転送するアイテムの設定が、宛先サーバで許可されていないか使用できない場合に発生する、構成の競合。 この場合、次の選択が可能です。
- アイテムを転送して、必要な構成オプションおよび設定を許可します。
- アイテムを転送しません。
- [次へ >>]をクリックします。
- データ転送が完了したら、詳細レポートが画面に表示されます。 [OK]をクリックしてウイザードを終了します。
注: ホスティングデータ転送について、特に Plesk 8.x 以前のバージョンからの転送について詳細は、http://www.parallels.com/jp/products/plesk/resources/ の 『Migration Guide』 を参照してください。